サッカーには1人1人の90分がある。
1試合を完全に語りつくすためには最低24回
試合をみないといけない。
実際にスタジアムに足を運ばないとその試合について
語る資格は得られないのだけれど、ビデオを見返すたびに
全く違った試合が繰り広げられる。
視座を変えるだけで。そこが難しいところであり、とても楽しいところであり、
サッカーライターという職業が成り立つゆえんでもあるんだと思う。
漫画家としてどんなサッカーを描くのか。
メディアの特性上、1つの試合には1つの見方しか与えられなかったスポーツ漫画。
そこにスポットを当てて読みきりの中で視座を変え、試合への解釈の違いを
導き出していくのも面白いかもしれない。